「草木染め」と「鳴く虫観察会」

９月19日（土）のすみれば探検隊は、
「草木染め」と「鳴く虫観察会」の２つもありました。

まずは13時から、「草木染め」を行いました。
草木染めとは、植物の葉や花から作った染料で布を染めることです。
今日の染料の材料は、セイタカアワダチソウです。

漢字で書くと、”背高泡立草”。
名前のとおり、天井に届くくらい背が高くなって、
黄色い小さな花が泡立ったように見える草です。
とても増えるのが早く、
放っておくと一面セイタカアワダチソウだらけになってしまいます。
すみればにもたくさん生えていたのですが、
みんなが草抜きをしてくれたので、少し少なくなってきました。


まず、すてきな模様をつけるために、布に輪ゴムをぐるぐる巻きます。
ギューっときつく巻くのがコツです。

セイタカアワダチソウの葉を煮て作った染液に布を入れてグツグツ煮ます。
なんだか香ばしい、不思議な臭いがする液です。

１０分煮て、火を止めて冷めるまで待ちます。
色が落ちないようにするために水色の媒染液に３０分漬けます。
なかなか熱くて時間のかかる作業です。

染液が冷めたら、取り出して洗います。
そして、ぐるぐるに巻いた輪ゴムをほどいてみると・・・、
輪ゴムで巻いていたところに模様ができて、みんなオリジナルのハンカチができました！



そして、18時からは「鳴く虫観察会」を行いました。

すみればにいる5種類の鳴く虫がのっている”鳴く虫図鑑”をもらって、
虫がどこで鳴いているか、みんなに調査してもらいます。

はじめにネイチャーセンターの中で、ＣＤで虫の声を５種類聴いて覚えました。
”鳴く虫図鑑”に虫の声がどんなふうに聞こえたか、書いておきます。

虫の声を覚えたら、いよいよ出発です。どんな虫の声が聴こえるでしょうか？
夜のすみればは真っ暗。
ランタンの明かりだけが灯っています。


おっ、エンマコオロギが鳴いてるぞ！

他にも、５種類の虫の声は全部聴くことができました。
夜は虫たちの音楽会が行われていたんですね。

ネイチャーセンターに戻って、どこでどんな虫の声を聴いたか、
みんなの調査結果をもとに地図にシールを貼りました。
去年の結果とも比較してみます。

アオマツムシという、中国から来た木の上で大きな声で鳴いている虫が増えたようです。
すみればの昆虫ハカセ、山さんが、
図鑑にのっている虫以外にも、たくさん鳴く虫のお話をしてくれました。　


次回のすみれば探検隊は、
１０月１７日（土）13時～15時　「秋の生きもの運動会」

東京農業大学のお兄さん、お姉さんが考えた、
すみればの秋の生きものや植物を楽しく学び・発見できる運動会を開催します！

予約は不要ですので、時間までにすみれば自然庭園にお集りください。