2013年 10月 28日
植物と虫や動物たちのオモシロ関係 |
27日のすみれば自然講座-3は、多田多恵子講師をお迎えして、植物の生き残るための様々な戦略について、実物の植物を手にとりながら、生きものとの関係についてもお話しを聞いた後、庭園で観察会を行いました。

葉っぱに残っている食べ跡やくるくる巻かれたもの(オトシブミ)、葉の先端を食べ、その先端に食べた幼虫(スミナガシ)が潜んでいるものなど、よく見ないと気づかない自然界の巧妙な仕組みについてスライドを交えお話しいただいた。

オギなどの葉の両側が、細かいのこぎりの歯のようになっている様子を観察

林の中で、枝や葉が枯れて行く仕組みについて、常緑樹や落葉樹が、生育している地域の気候にあわせてエネルギー効率の良い方法を選んでいること、種が動物の体にくっついて運ばれる仕組み、イロハモミジの種のプロペラの仕組み、同じ木に実った実でも、熟す時期を少しづつずらして鳥に食べてもらう仕組みなどを解説していただきました。

果肉はないのに鳥をだまして一粒でも食べさせる戦略の実(ヤブミョウガ、ゴンズイなど)、虫に噛まれると白いゴム質の液を出して虫が食べにくくなる植物、鋸歯の窪みの隆起した部分に葉粒菌が共生していて空中の窒素を固定している植物(マンリョウ、ヤブコウジなど)の解説をお聞きし、ほとんどの植物がすみればにあることに気がつきました。
これから、すみればの植物を観察する楽しみが増えた貴重な一日でした。しゃべり通しの多田先生、ありがとうございました。

葉っぱに残っている食べ跡やくるくる巻かれたもの(オトシブミ)、葉の先端を食べ、その先端に食べた幼虫(スミナガシ)が潜んでいるものなど、よく見ないと気づかない自然界の巧妙な仕組みについてスライドを交えお話しいただいた。

オギなどの葉の両側が、細かいのこぎりの歯のようになっている様子を観察

林の中で、枝や葉が枯れて行く仕組みについて、常緑樹や落葉樹が、生育している地域の気候にあわせてエネルギー効率の良い方法を選んでいること、種が動物の体にくっついて運ばれる仕組み、イロハモミジの種のプロペラの仕組み、同じ木に実った実でも、熟す時期を少しづつずらして鳥に食べてもらう仕組みなどを解説していただきました。

果肉はないのに鳥をだまして一粒でも食べさせる戦略の実(ヤブミョウガ、ゴンズイなど)、虫に噛まれると白いゴム質の液を出して虫が食べにくくなる植物、鋸歯の窪みの隆起した部分に葉粒菌が共生していて空中の窒素を固定している植物(マンリョウ、ヤブコウジなど)の解説をお聞きし、ほとんどの植物がすみればにあることに気がつきました。
これから、すみればの植物を観察する楽しみが増えた貴重な一日でした。しゃべり通しの多田先生、ありがとうございました。
by sumireba
| 2013-10-28 03:50
| イベント
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