2013年 11月 02日
すみればの秋の植物と昆虫 |
11月のすみれば自然庭園の自然をご紹介します。
まずは、下向きに咲くチャノキの白い花。去年の花の時期からようやく実った実と一緒にみられます。

キチジョウソウ(吉祥草)は、名前のとおり花が咲くとめでたいきざしで縁起がよいと言い伝えられているため、庭に植えられます。

サザンカは南側の常緑の林の中で、ひっそりと咲いていますが、花の少ない秋は、メジロ、ヒヨドリ、越冬するアブ、オオクロバエなどの貴重な蜜源となっています。花は、ツバキと異なり、花弁一枚づつ散って行きます。

キンモクセイは、一度10月上旬にオレンジの花が目立つほどに咲きましたが、二度目の花は、今頃から葉陰にひっそりと咲いています。日本には中国から雄木のみ渡って来ましたので、実はつきません。
サネカズラの実は、鹿の子饅頭のような形の集合果で、雌雄異株です。このツル植物の茎を水に浸すと粘液が得られます。昔は鬢付け油の代用にこれが使われたことからビナンカズラとも言います。

ウラナミシジミは秋になると沿岸の暖かい地方から移動して来ます。マメ科の植物が食草ですが、卵を産んでもすみればでは冬を越せず死んでしまいます。天敵の鳥を欺いて逃げるため、後ろ翅の尾状突起が触覚に、その付け根の2つの斑が目玉のように見えます。

まずは、下向きに咲くチャノキの白い花。去年の花の時期からようやく実った実と一緒にみられます。

キチジョウソウ(吉祥草)は、名前のとおり花が咲くとめでたいきざしで縁起がよいと言い伝えられているため、庭に植えられます。

サザンカは南側の常緑の林の中で、ひっそりと咲いていますが、花の少ない秋は、メジロ、ヒヨドリ、越冬するアブ、オオクロバエなどの貴重な蜜源となっています。花は、ツバキと異なり、花弁一枚づつ散って行きます。

キンモクセイは、一度10月上旬にオレンジの花が目立つほどに咲きましたが、二度目の花は、今頃から葉陰にひっそりと咲いています。日本には中国から雄木のみ渡って来ましたので、実はつきません。

サネカズラの実は、鹿の子饅頭のような形の集合果で、雌雄異株です。このツル植物の茎を水に浸すと粘液が得られます。昔は鬢付け油の代用にこれが使われたことからビナンカズラとも言います。

ウラナミシジミは秋になると沿岸の暖かい地方から移動して来ます。マメ科の植物が食草ですが、卵を産んでもすみればでは冬を越せず死んでしまいます。天敵の鳥を欺いて逃げるため、後ろ翅の尾状突起が触覚に、その付け根の2つの斑が目玉のように見えます。

by sumireba
| 2013-11-02 02:26
| すみれば発見日記
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