2016年 12月 13日
トンボ池の泥さらい&生きもの救出劇 |
毎月第二土曜日は、
すみればネット定例の管理作業と、生きもの観察会の日です。
この日は、お客さまとすみればネットのメンバーが集まって、
一緒に見ごろの生きものを観察し、
その後、草刈りや剪定など、庭園内の作業を行います。
12月10日は、
トンボ池の泥さらいと、
泥の中にかくれている生きものの救出を行いました。
すみればには、トンボ池とアサザ池という池があります。
上の写真はトンボ池。
池は、トンボやカエル、メダカ、野鳥など、たくさんの生きものが利用してくれます。
ただ、生きものにずーっと利用してもらうためには、
草刈りなどの手入れが必要です。
だんだんと池の底にたまってくる泥や落ち葉を取り除くのも、その手入れのひとつ。
まずは、池の泥や落ち葉をすくいます。
このまま捨てると、
中にかくれている生きものも一緒に捨ててしまうことになるので、
泥をザルにあけて、
余分な泥を水で流しながら生きものを探します。
そして、生きものを探しつくして見つからなくなったら、やっと泥を捨てられるという
とても地道な作業です。
それほどの寒さではなかったけど、
それでも12月の空の下、水を使った中腰姿勢での作業はなかなかしんどいものです。
ちなみに、白いレインコートは泥はねを避けるため。
決して怪しい者ではありません。
今回、生きもの観察会に来てくれたお客さまにも、
泥の中の生きもの探しをしてもらいました。
みんな「ほんとにいるのー?」
と、あやしみながら探していると、
泥と葉っぱの中でモゾモゾと動くものが!
いざ救出!

シオカラトンボのなかまのヤゴでした!
泥とそっくりな色です。これはムズカシイ・・・
しかし、情熱にもえるみなさんのご協力のおかげでその後も発見はつづき、
合計12匹のヤゴを救出できました。
他にも、ハナアブの仲間の幼虫やサカマキガイなども救出。
すくった泥はトンボ池の面積の4分の1にもなりませんでしたが、
それでもこんなにたくさんの生きものがくらしているんですね。
冬の間、池は生きものたちのかくれ場所となっているんです。
でもまだまだかくれていそう・・・
というわけで、探しきれなかった泥の中の生きもの探しは、
今週に持ち越しとなりました。
わたしも泥の中の生きものを探してみたい!という方は、スタッフに声をかけてください。
毎月第二土曜日は、すみればではこんなことを行っています。
すみればネットの活動に興味があるという方、
生きもの観察会に参加してみたいという方、
どちらも絶賛募集中ですので、お気軽にお問合せください。
by sumireba
| 2016-12-13 01:40
| 管理作業
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