2019年 05月 24日
枝の代わりに… |
「世田谷の野鳥展」の間、ネイチャーセンターに展示していたカラスの巣。
この春、すみればで作られたものです。
野鳥展が終わったので、そろそろ解体しよう!ということになり
使われていたハンガーの数を数えてみました。
みなさん、何本くらいあると思いますか?
(私は当てずっぽうで150本くらいと予想)
正解は…なんと207本!
どれくらいの範囲から持ってきたんでしょう。
皆さんのおうちのものもあるかもしれません。
木の枝も、園内で枯れ枝を探しては
ちょうどいい長さにポキッと折って運んでいました。
何百回も往復して一生懸命作ったんですね。
この巣には、まだ卵はありませんでしたが
てっぺんにはふわふわの産座(卵を産むところ)がありました。
こちらはシュロの繊維、イヌの毛や綿のようなものでできていました。
カラス(特にハシブトガラス)は卵やヒナを守るため、
人間を威嚇したり、攻撃したりすることがあります。
子育て中の巣や、巣立ち直後の子ガラスに近づかずに過ごせればいいのですが
すみればはたくさんのお客さんや子どもたちが来る場所なので
今回はカラスには申し訳ないけれど、巣を撤去してもらったのでした。
(矢印のところがそれです)
カラス以外にも、今はいろいろな鳥の子育てシーズンです。
巣を見つけたら、子育てのじゃまをしないよう
遠くからそーっと見守ってあげてくださいね。
(千葉)
by sumireba
| 2019-05-24 15:14
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