2024年 03月 11日
ヤブツバキ(花芽)を食べたのは誰だ? |
昨日からようやく晴れ続きですね。
とはいえ、まだまだ寒い春です。
昆虫もあまり見かけません。
そんな今日、朝の巡回作業をしていると、こんなものを見つけました。
ヤブツバキの花芽がむしられている・・・!!?
もともとはこのような姿です。
花が咲く前だったのに・・・犯人はいったいだれなのでしょう?
花芽がある場所は、犬や猫のような生きものに届くような場所ではありません。
となると、犯人は空からやってくるのです・・・!
おそらく犯人は・・・
ヒヨドリ・・・!
まるでペコちゃんのような赤い(オレンジ?)ほっぺをしたかわいい野鳥ですが、その食べっぷりは豪快です。
すみればで、冬のあいだだけ置いているバードフィーダー(ナツミカン)にもよく来ます。
安全な場所とわかってか、長い時間(感覚としてはおおよそ3分くらい?)かぶりつき、大きな塊も上を向きながら"ごっくん!"と飲み込みます。
このヒヨドリ、桜の花の蜜も大好きでして、花見のときには必ずといっていいほど見かけます。
細長い舌で、花蜜を舐めるように食べているなーと見ていると、突然面倒くさくなるのか?花を丸ごとぶちぎって食べます。
そんなギャップがまた面白いのですけれども。
それにしても、花が咲くのも待ちきれずに花芽を食べたあたり、もしかすると「冬の食料足りないわ!」というメッセージなのかもしれませんよね。
木の実や花の蜜を食べる姿はよく見ますが、つぼみをついばむ姿は、あまり見かけることはありません。
食べるのが後回しにされているという印象からすると、「しょうがない、そろそろ花芽でも食べるか」なのかもしません。
そんな野鳥たちにとって厳しかった冬ですが、春になって少しずつあたたかくなり、食べられるものも少しずつ増えていきますね。
厳しい冬をのりこえたあとの、ご褒美をたっぷり楽しんでいってもらえたらなと思います。
(金井)
by sumireba
| 2024-03-11 12:01
| すみれば発見日記
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