あ～あったか～い①

最近、朝方すみればの草地では、ムラサキの華を見つけることがあります。ムラサキだからといっても、スミレではありません。実は、スミレの葉っぱはもうでているけど、まだツボミすら見つけることはできません。・・・では、なんなのか？

ヒントその壱：太陽の方を向いて開いている。
ヒントその弐：暖かくなると、発見した場所から跡形もなく消えてしまう。
ヒントその参：時々羽ばたく！？

答えは、シジミチョウの仲間、ムラサキシジミです。花のあまり咲いていない草地では、彼らの見事な羽はよく目立ち、日に日に茶色へと変化していく草地に華を添えているかのようです。その小さくも綺麗な深いムラサキの羽が、高い確率で観ることができるのは、なんといっても朝方なのです！
・・・なんでさ？なんて声も聞こえてきますが、ヒントをもう一度みてください。

太陽の方を向いて羽を広げて日向ぼっこをしないと、彼らの体温が上がらず、動くことができないのです。冷え性の方は一層の親近感を持ったことと思いますが、そうでない方も、晩秋の華を眺めながら一緒にのーんびり、日向ぼっこしてみてはいかがですか？